2006年03月10日

ソフトバンクがボーダフォンを買収

 通信業界に大きな影響があると思われるニュースが発表されました。
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 3月4日(土)の日経新聞夕刊
 ソフトバンクが1.7−2兆円で英国ボーダフォンより日本法人の全株式を取得する方向で大筋合意した。これによりソフトバンクはNTTグループ、KDDIに次いで通信分野で3位に躍り出る企業となり、日本企業の買収額としても過去最大級になる。
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 今のところ、関連企業のソフトバンク、NTTドコモ及びKDDIの株価にはそれ程目立つインパクトはないようですが、計画が実現するにつれ、色々な動きが起こることでしょう。 ソフトバンクは日本のインターネット利用の促進に大きな役割を果たしました。と言うのは、ブロードバンドがこれ程普及したのは、ソフトバンクが2001年にYahoo!BBを立ち上げたからに他ならないと思うからです。

 今はインターネットを普通に使われる人で、アナログ回線を使い、従量制の契約をされている方はいらっしゃらないと思うのですが、2001年頃までは従量制が中心でしたので、メールの受信をすると一端接続を終了し、メールをオフラインで読み返事を書いてから再度接続するなどという、涙ぐましい使い方でした。これでは接続時間が気になってネットサーフィンもままなりません。

 私の回線接続方法の履歴というと、アナログ回線→ISDN→ADSL1.5M→光フレッツマンション用8M→光フレッツマンション用100Mと、2年に1回は変更するめまぐるしさでしたが、常時接続のADSLになってからネットライフも大きく変わりました。

 当時NTTはメタル回線でISDNの移行を計画しており、次には光ファイバーへと言う構想でしたので、ADSLには全く見向きもしませんでした。メタル回線のままでも安価で高速なネットワークを構築できるADSLは中途半端と映り、普及には反対していたのです。お隣の韓国ではADSLを利用してインターネットの普及に拍車が掛かっていました。

 そこへYahoo!BBが、大量の機器購入でコストを抑え、街頭でのモデム無料配布という奇策というか、殴り込みにも思えるような販促攻勢で参入をしてきた訳です。思い切った低価格と言うこともあり、ADSLの普及が一挙に進みました。何とNTTも自ら手がけるようになり(意外に機敏?)、Yahoo!BBとNTT東西合計の激しいシェア争いと共に、ブロードバンドが急速に普及したのです。

 もし、Yahoo!BBの参入がなければ、未だにアナログ回線やISDNが普通で、一部の人が光回線、CATV等を使う程度だったでしょう。しかし、今では日本は世界の中でもブロードバンド大国となっています。大きな投資を決断し、日本のインターネット利用が促進される転機を作った、ソフトバンクの孫さんの功績は大変大きいと思うのですが。

 ソフトバンクの参入により、日本の携帯電話の高い通話料に風穴が開くのと、新しい利用方法の開発がされるのを期待しています。
posted by sunshine at 15:21| Comment(0) | TrackBack(2) | インターネットの利用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2006-03-11 00:45

SOFTBANK(ソフトバンク)がVodafone(ボーダフォン)買収!Number Portability(ナンバーポータビリティ)を密かに待つ。
Excerpt: SOFTBANK(ソフトバンク)がVodafone(ボーダフォン)を買収する可能性があるという話が出ています。
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Tracked: 2006-03-11 15:30