一寸考えただけだと、スカイプと言ってもプロバイダのサービスで珍しくもなくなったIP電話と同じじゃない、と言われるかも知れません。このわくわく感と言うか、スカイプに感じる魅力はどこから来るのだろうかと考えてみました。一つはスカイプの場合、ソフトをダウンロードし、インターネットに接続さえ出来れば、誰でもどこからでも利用可能であると言うことだと思います。
つまり、プロバイダや特定のソフト会社に縛られない、オープンなアプリケーションだからではないでしょうか?更にワイヤレスLANがもっと発展すれば、携帯電話のサイズにして町中のワイヤレスLANを利用して無料で通話する、という驚くような事も可能になります。現実にこの機能を組み込んだ携帯電話発売のニュースを見かけるようになりました。
このような想像をさせてくれるのが、オープンソフトのスカイプの魅力なのではないかと思います。
スカイプを開発したのは、マークという言うピアツーピアのソフトのKazaa(話題のWinnyと同じ分野のソフトで、Kazaaは元祖と言っても良い)を開発した人で、デンマーク国籍の会社です。最近アメリカのイーベイに買収されました。買収されたと言っても依然マーク氏が開発の指揮を執っているようですが。ピアーツーピアの技術を生かして、インターネットの空いている回線を探し出して相手とつなぐので、遅延も少なく品質も良いと言うことです。
ソフトのダウンロード数は既に世界中で2億5千万に達し(世界の人口が約60億人です、最もダウンロードしただけで、使っていない人も多数を占めると思いますが)、常時数百万人という人が利用しています。
折角スカイプをダウンロードするのでしたら、その勢いですぐにユーザー登録をして10ユーロ$の通話権を購入した方が良いと思います。無料で通話するために、スカイプを利用している友人を捜すというのは大変なので、通話権を購入すればすぐに使うことが出来、使い勝手や、通話品質の確認等が出来るようになります。
私の場合はスカイプ同士の無料通話と言うより、固定や携帯に安価で掛けられるソフトと割り切って利用しています。
通話品質については、東京(スカイプ)ーアメリカ(固定)が全く問題がないのに、東京(スカイプ)ー福岡(固定)で途切れがちになる事があります。インターネット回線の容量の問題だと思うのですが、改めて情報通信の場合は、距離よりも回線容量なのだな、と感じさせられます。
近距離でも、かすれていると言われる事がありますが、スカイプを使っていると聞いて、相手が神経質になっているのかも知れません。こちらは全く普通に聞こえるのですから。それともヘッドセットのマイクの性能が悪くて送話の品質が悪くなっているのでしょうか?自宅の電話や携帯に掛けても問題がないのですが。
Skypeのホームページ:http://www.skype.com/
【関連する記事】
Blogにコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。